マーケティングを考えている時によく出てくるのが「差別化」というキーワードです。
競合との差別化をはかりましょう、という言葉はマーケティングに携わっていれば一度は聞いたことがあるはずです。
もちろん差別化すること自体は重要なことです。
うまく差別化することで、ユーザーにメッセージが届きやすくなり、自社商品が選ばれる可能性が高まります。
しかし差別化することが目的になってしまうと、ユーザーにとって意味のない差を設けてしまい、マイナスに作用することもあります。
今回はそんな「差別化」について考えてみます。
「差別化」は目的を達成するための手段の一つ
「差別化」は、それ自体が目的ではありません。
他に大きな目的があり、それを達成するための手段として「差別化」を用います。
つまり、
売上を上げるという目的があり、差別化は目的を達成するための手段の一つにすぎない
ということです。
まずはここをしっかり意識する必要があります。
そうすると、差別化することによりどのくらい売上が増えるのかを算出する必要があり、その額が目標をクリアしていなければなりません。
もし目標額に達しないのであれば、他の手段を考える必要があります。
考えてみれば当前のことですが、意外にそこまでできていないケースも多いのはないでしょうか。
ひどい場合は、差別化することで市場が小さくなり、逆にトータルの売上が落ちてしまう場合もあります。それでは何のために差別化をしたのかわかりませんよね。
よくある罠が、差別化することで成約率が上がるのでうまく行っている感じがしてしまうことです。しかし成約率は上がっても、売上の絶対額が目標に届かないのであれば意味がありません。
「売上を増やす」のが最終目的であれば、それを達成するにはどうすればいいのかを考えるのが戦略です。差別化はその手法の一つに過ぎないことを忘れないようにしましょう。
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JunKimura
木村純
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