ここ最近話題になっている2つの記事があります。
1.フリー画像サイトの写真を使ったブログ記事が著作権侵害で検索結果から削除された
2.フリー素材に権利を主張するDMCA申請が悪評隠しに悪用されたと思われる事例
時間のある方はぜひ一度じっくりと読んでみてください。すごくためになると思いますよ。
時間のない方のために、それぞれを3行でまとめてみます。
■1の記事の解説
○無料素材(写真)を使って、アイキャッチ画像を作成した。
○Googleから著作権侵害で検索結果から削除する、という内容のメールが来た。
○えっ?無料素材の規定をきちんと守ってるよ。何も問題ないはずなのになぜ?
■2の記事の解説
○1の方は、実際に著作権侵害をしたわけではない。
○記事の内容が特定の会社の批判記事だったため、その会社が裏工作をしたのではないか。
○著作権侵害のように見せかけられて、巧妙に検索結果から消された可能性が高い
*記事中の解説「検索結果からDMCAで消えている記事」というのは、実際にGoogleで検索すると、一番下にその注意書きでてくるものです。
という内容なのですが、これって実際によくある話です。
実は1週間ほど前に、東京の知り合いのコンサルの方と話をしていた時に、この話題が出ました。
そのコンサルの方が携わった案件で、同じように著作権侵害で検索結果からブログの記事が消されたということでした。
その時は写真ではなく、ブログのコメント欄を悪用した方法でした。(詳細は伏せておきます。)
この手のグレー(いやブラックかな)な手法を使ったやり方は、私達の知らないところでかなり使われているようですね。
安易なサービスに要注意
ITの展示会に行きますと、「ネットの悪評対策」を謳ったサービスなどをよく見ます。どのような方法で対策しているのかはわかりませんが、一部の業者は今回話題になっている「DMCA申請」を悪用していると思われます。
他にもいまだに電話で勧誘してくる、「関連検索サービス」を自社の宣伝に使うサービスなど、グレーっぽいものはたくさんあります。
(「関連検索」とは、Yahooで検索した時に、虫眼鏡マークの横に出てくる検索ワード)
こういったサービスを使うということは、使う企業側にもかなりのリスクがあることを頭に入れておく必要があります。
今回に関して言えば、最初に挙げた記事が話題になったことで、あるプロバイダーが悪い意味で目立ってしまっています。
もし本当にこの会社が悪評隠しのためにやったのであれば、逆効果になってしまいました。
SEO対策の依頼も同じ
これは通常のSEO対策にしても同じことがいえます。
現在のSEOって、業者に頼んで簡単に上位に上げてもらう、なんてものは夢物語と思って下さい。
何かSEOに関する裏技があって、それを期待している方が多いように思われます。
基本的にそのような裏技はありません。裏技を使おうとすると、逆に順位が落ちたり、最悪の場合Googleの検索結果から削除されてしまいます。
上位表示どころではありません。
余談ですが、今はある意味、SEO対策って簡単なんです。
訪問者が本当に知りたい、役立つ情報を丁寧に解説していくことで上位に上がってきます。
これって簡単なのですが、面倒なんです。
多くの人は面倒なことはやりたくありません。だからやった人が勝つんです。
また次の機会にこれらのことについて解説いたします。
ということで、安易な手法に頼るとやばいよ!ということと、いや~、ネットっていろいろあるなぁ~という話題でした。
WRITER
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JunKimura
木村純
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